040927
負けてだめだと思いつつ、100円引きの鍋焼きうどんとか、30%オフのお弁当を前に僕はうろうろと。
時間は残業後、夜の9時。
24時間営業スーパーの食品売り場。周りは僕と同じように仕事帰りの人たち。
唯一の違いが、スーツのジャケットかベティーズブルーボーイのジャケットかということだけ。
いらいらした職場での出来事が僕に「楽になったらええ、楽になったらええ。」と悪魔のささやき。
「お弁当」を買うということは必然的に仕事のスキルも遊びのスキルも生活のスキルもアップさせたいという普段から自炊を心がけている僕にとって「負け」ということになる。
唯一負けていいのは飲み過ぎた次の日とか、すばらしいウイスキーで酔いつぶれた次の日とか、ライブに行って呑み過ぎて酔った日とか、いつものバーで隣の人と盛り上がって呑み過ぎた日とか、そんなもんだ。
つまり、仕事ぐらいで動揺して今日の食事をおろそかにする事自体、
「完全なる敗北」
という
ことになるのだ。
負けを覚悟でかごを持たずに中に入っていた事自体に恥じ,手には鴨なす、パスタ2つ、30円引きの豆腐、50円のタケノコの水煮。
かごを持たずにレジに行き店員から「なぜかごを持たない?」という怪訝な冷ややかな目を受けつつお金を払う。
僕はなぜか疲れて帰ると妙に料理がしたくなる。
今日はいきなりタケノコと大根と鳥肉と人参の煮物。
もやし炒め、大根と豆腐とわかめのサラダ
大根とわかめのみそ汁、納豆
がっつり作り、がっつりと食べて、コップ酒。
これでいらいらが収まるなら健康的だとそう思わないか?
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