→040929

041011

週末、バーに行った帰り。
いつものようにへろへろに呑んだ帰り。
酔って目が半目しか開かない僕の道行く右手にはラーメン屋。
「あぁ小腹がすいたわ」
そういや喰ってない。ハードリカーしか呑んでいない。

前から気になっていた 。けど行く機会がなく。
へろへろとなった僕を誘うかのように開いている店の扉。

「いらっしゃい」

と型通りのラーメン屋、親父の声。
カウンターに座りメニューを物色。
辛党の僕が触手を伸ばしそうな「激辛ラーメン」

一瞬躊躇した僕に親父一言
「スープまで呑んだらポラロイドカメラで激写しますよ」

目の色が変わる僕。でも「辛すぎるので止めて下さい」
と、止める親父。
もう気持ちは完食一筋。
止まらない僕。
ただ、ポラロイドのために食べる僕。

舌が痺れしゃべれなくなる、僕。
そのことを告げると。そら見たことかうれしそうに「ねぇ、ねぇ」
相づちを打つ親父に軽く睨みを利かせ、
相づちを打つかのようにコホコホ辛みで咳き込む僕に残されたのは

「意地」

あとはただひたすら、粉のような辛みのラーメンスープをすする。

内なる声のささやきは

「ギブアップ」

でも、親父の顔を見るたびに闘志が湧き、ただひたすら修行僧のようにスープをすする。

今回の修行の結果

40番目に僕の写真。

修行に勝って、次の日。

トイレに2時間籠り、腸洗浄。

苫屋。京都四条大宮。達成感の残る僕の写真。